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EcoFlow「RIVER Pro」世界最速充電の謳い文句は本物だった!

東日本大震災を経験した人たちは、電気が使えなくなることが日常生活を一変させ命に関わる危険な状況に陥ることを実感したのではないでしょうか。大震災を境に世界中の人々の災害意識に対する「自助」が一気に高まったことは間違いありません。

中でも太陽光発電やモバイルバッテリーといった一時的に電気を貯められる蓄電池が注目されるようになり、ここ数年で手軽さを備えポータブル電源需要が飛躍的に増加しました。

すでにこちらの記事で紹介したように、ポータブル電源は災害時だけでなく日常生活やレジャーシーンにも活躍する汎用性の高い蓄電池のため、特に車中泊やキャンプシーンで需要が増えており各社次から次へと新製品を投入しています。

そんな中、数あるポータブル電源を徹底的に比較検討した結果、EcoFlow(エコフロー)社のRIVER Pro(リバープロ)が機能的に一歩抜け出していると感じ入手することに決定しました。

RIVER Proを選択した理由、そして、RIVER Proの実力検証結果をご紹介します。少々長いですが最後までぜひご覧ください。

ポータブル電源に関する事前調査

最終的にRIVER Proに決めるまでに、何を基準にしてどう選んだのかについて詳しくご説明します。

注目すべきスペック

ポータブル電源はまだまだ馴染みが少なく、スペック表を見ても難しい用語や数字が並んでいてどの項目に注目したらいいかわからない人も多いと思います。

8年間のキャンプ経験をもとに、キャンプシーンにおける使用環境に照らし合わせて注目すべきスペックを6つピックアップしました。

❶ 電気容量
❷ 充電時間
❸ 定格出力
❹ 出力ポート数

❺ 金額
❻ 大きさ/重さ
優先度の高い順番に並べています。

各社スペック比較

ポータブル電源の売れ筋のメーカーをピックアップしてスペック比較表を作成しました。

メーカーによって電気容量の設定が異なるため、700Wh近辺の商品をピックアップして比較しています。

 ❶電気容量❷充電時間❸定格出力❹出力ポート数❺金額❻-1 大きさ❻-2 重さ
    ACDCUSBシガーソケット   
EcoFlow
RIVER Pro
720 Wh1.6 時間(AC) ※X-Stream
7.5時間(12V シガーソケット)
600 W

最大 1,200W

(※X-Boost)

32タイプA×3
タイプC×1
179,800 円28.8 x 18.5 x 25.3 cm 7.6 kg
Jackery
708
708 Wh5 時間(AC)
13 時間(12V シガーソケット)
500 W20タイプA×2
タイプC×1
176,800 円30.0 x 19.2 x 19.1 cm6.8 kg
Power ArQ

626Wh

626 Wh8~10 時間(AC)300 W12タイプA×3166,000 円30.0 x 19.3 x 24.2 cm6.0 kg
JVC
BN-RB62-C
626 Wh8.5 時間(AC)
11 時間(12V シガーソケット)
500 W

瞬間最大1,000 W

22タイプA×31オープン価格30.0 x 19.2 x 19.3 cm6.5 kg
Anker
PowerHouse II 800
778 Wh5時間(AC)50022タイプA×4
タイプC×2
174,800 円30.0 x 18.5 x 20.4 cm8.3 kg

各項目に対する判断基準

❶ 電気容量

ご自身が使用するデバイス(電化製品)に合わせて電気容量を決める必要があります。一泊二日のファミリーキャンプを想定した場合、一般的に700Wh前後の電気容量が必要と言われているため各商品の中から700Wh前後のものをピックアップいたしました。

ご自身に必要な電気容量の目安についてはコチラの記事で詳しく紹介してますのでご覧ください。

❷ 充電時間

ポータブル電源を選ぶ上で私が最も重視した項目は充電時間です。どんなデバイスでも充電時間が長いとストレスに感じる人は多いと思います。

大容量バッテリーとして高速充電の部類に入るJackeryやAnkerの商品ではフル充電までにかかる時間は5時間となりますが、これを大幅に上回る1.6時間となっているのがEcoFlowの商品でした。EcoFlowの商品はX-Streamという独自の充電技術によって超高速充電を実現させているようです。詳しくは後ほどご説明いたします。

❸ 定格出力

この手の言葉にアレルギー反応を示す方も多いと思いますが、ポータブル電源を選ぶ上でこちらも非常に重要な項目になります。

定格出力とは簡単に言うと、ポータブル電源が安定して供給できる電力の量になります。つまり、定格出力が500Wのポータブル電源では1,000Wの消費電力のドライヤーを使うことはできません。これを知らずに500Wのポータブル電源を買った人はドライヤーが使えないと後から嘆くことになりかねません

このような状況に陥らないためにはポータブル電源の定格出力がご自身が使う予定のデバイスの消費電力を上回る必要があります。

EcoFlowの商品は定格出力が最大1,200Wと他社製品に対して一歩抜き出た値になっているため、様々な電気製品を使用することができます。

❹ 出力ポート数

Ankerの商品が圧勝しています。Ankerと言えばモバイルバッテリーやPCのハブで有名ですが、搭載ポートの数が多いのはさすがAnkerといった印象を受けます。出力ポート数は多いことに越したことはありませんが、デバイスを同時に使うシーンをよく想定しておくと選択肢が広がると思います。

【AC】

 冬の寒い時期であれば夜寝るときに電気毛布を使用すると思います。一泊二日のファミリーキャンプでは少なくとも3枚の電気毛布を使用することになるため、AC出力(コンセント)は3つ必要と判断しました。

【USB】

 スマホやLEDランタン、ノートPCの充電など、複数人で同時に使用する場合はポート数の奪い合いが起こらないように3~4つあると便利と判断しました。

ポート数はもちろん重要ですが、搭載されたUSBコネクタの種類にも注目しましょう。

EcoFlow、Jackery、Ankerの3社はホスト側(ポータブル電源)にTYPE Aと呼ばれるコネクタのほかにTYPE Cと呼ばれるコネクタが搭載されています。現時点で普及率はそれほど高くありませんが、TYPE Cは最大100Wの出力が可能なためノートPCやスマホの急速充電が可能です。今後のことを考えると、ホスト側にTYPE Cのコネクタが搭載されているものを選んでおいたほうが無難と判断しました。

❺ 金額

ポータブル電源は決して安い買い物ではないので、ご自身が使用するシーンに合った機能が盛り込まれた商品を選ぶことが重要です。

ポータブル電源の需要が高まるなか、売り時と判断して戦略的な価格を打ち出してきているメーカーも少なくありません。決して値段だけで判断せず、納得できるまで機能を調査した上で自分に合ったポータブル電源を購入するようにしましょう。

❻ 大きさ/重さ

【大きさ】

 電気容量が同程度であれば平面的なサイズはほとんど変わりませんが高さ寸法が大きく異なっています。

EcoFlow、Power ArQの商品は持ち手が固定式となっているためスペック上ではサイズが大きく表記されています。一方で、Jackery、JVC、Ankerの商品は持ち手が可動式になっているためサイズが小さく表記されています。ユーザー視点で考えると持ち手は常に使うものではないので、高さ寸法を気にする人は持ち手が収納できる可動式が望ましいといえます。

【重さ】

 電気容量が大きいと重くなる傾向があります。EcoFlowとJackeryの商品を比較するとEcoFlowの方が容量の割に重くなっています。持ち運びを考えると軽い方が望ましいですが、EcoFlowは独自技術が詰まっていることを考えるとあまり敏感になるほどの差ではないと感じます。

ポータブル電源は大きさ/重さで選ぶ商品ではないと思うので優先順位を下げていますが、今後のバッテリー技術の革新によって軽量化が進むことを期待しています。

EcoFlow「RIVER Pro」に決定した理由

キャンプシーンで使うことを想定して重視すべきポイントを6つに絞って比較してみました。その中でも特に優先度の高い「充電時間」と「定格出力」で他を圧倒するほど非の打ち所がないスペックとなっているEcoFlowのRIVER Proを選択しました。

スペックだけでは本当の実力はわからないという方もいると思います。後ほどこちらの商品の実力を検証しますのでこの後もぜひご覧ください。

EcoFlow「RIVER Pro」の特徴

ポータブル電源は様々な規格に対応した機能が備えられているためいくつもの特徴が盛り込まれています。

このため、他社に対してEcoFlow社が優れている機能に焦点を当て、そのうち4つ絞ってご説明いたします。

独自の充電技術「X-Stream」 ※他社にない技術

こんなメリットがあります
・ 出発前に充電しても間に合う安心感

・ 充電待ちのイライラから解消される

出典:EcoFlow

先ほども紹介しましたが、とにかく充電時間が早いのがこの商品の最大の特徴です。カタログ上では「世界最速の充電スピード」と記載されています。

AC(コンセント)でX-Stremモード(急速充電モード)を選択して充電した場合、0%から80%になるまでにかかる時間はなんと約1時間、フル充電も約1.6時間で完了します。720Whの大容量バッテリーにも関わらず驚異的な超高速充電と言えます。

X-Streamテクノロジーとは、重たいアダプターが無いケーブルを通して交流電源(AC)を直流電源(DC)に変換し、高効率で充電する技術です。
(EcoFlow HPより引用)

他社のポータブル電源は、充電ケーブルの途中に交流電源(AC)を直流電源(DC)に変換するためのアダプターが付属されているため、RIVER Proと同じ容量のバッテリーを充電した場合、フル充電まで約5時間かかります。

充電時間が短いことの最大のメリットとしては、キャンプ当日になって充電が必要になった場合でも、起きてから出かける直前までに1時間あれば間に合う安心感が得られることと、充電を待ち続ける心理的負担を減らすことができるということではないでしょうか。

独自の出力技術「X-Boost」 ※他社にない技術

こんなメリットがあります
・ キャンプ場でドライヤーが使えます

出典:EcoFlow

定格出力600WのACコンセントが3つ搭載されており、X-Boost 技術で1,200Wまでの電化製品の電圧を下げて使用することが可能になります。

これによってキッチン家電やDIYツールなどの必須機器の約80%に給電することができます。

キャンプの場合、ドライヤーや電気ケトルなど1,200W程度の高い消費電力を要する電化製品を使う機会は少ないかもしれませんが、災害時の使用を想定した場合、制限なく使える安心機能は必須機能とも言えます。

【EcoFlow担当者に直接聞いてみました】
Q:他社でも瞬間最大出力を高く設定しているものもあるが、X-Boostならではの特徴は?
A:瞬間最大出力とは、電気製品を稼働させるときの最初の一瞬の出力を示しています。他社においても瞬間最大出力の表記があると思います。
X-Boostはこれとはまた別の機能となっており、一瞬だけではなく、1,200Wの製品を稼働し続けることが可能になります。

拡張機能の拡充

エクストラバッテリー ※他社にない仕様

こんなメリットがあります
・ 本体を買い替えずに容量が増やせる
・ キャンプシーンに合わせて使い分けが可能

出典:EcoFlow

家族構成の変化や同乗者の人数によって積載量が変わるとき、車の上にルーフボックスを追加して荷物の積載量を調整している人もいると思います。

RIVER Proにはエクストラバッテリーがラインナップされており、必要に応じてRIVER Proに接続することで、電池容量を720Whから1,440Whまで倍増させることができます。

防災時に必要な電気容量の目安は1,000Wh以上と言われているため、いざというときに備えて容量を拡張できる仕様はとても嬉しい機能になります。

もちろん災害時だけでなくキャンプシーンでもこの機能は重宝します。

例えば冬キャンプの寒さに抵抗がある比較的経験の浅いファミリーキャンパーとご一緒するときには、エクストラバッテリーを持ち運ぶことで冬キャンプの楽しさを共感しあうことができます。

ポータブル電源をソロキャンプメインで使われる方は、RIVER Proよりも容量の小さい288WhのRIVERをメインで使用し、デュオやトリオで遊びに行くときは288Whから576Whへ倍増させることができるRIVER専用エクストラバッテリーを使用するといった使い方も可能です。

決して安い買い物ではないからこそ、ソロキャンプからグループキャンプまで、必要に応じてユーザーが選択できる仕様は助かります。

ソーラーパネル

こんなメリットがあります
・ バッテリー残量を気にする必要がない
・ SDGsに貢献できる

出典:EcoFlow

定格出力が60~400Wまで5種類の容量が設定されています。

他のメーカーでは多くて3種類の設定となっているため、ラインナップを多く揃えることでユーザーの多様な使用環境に配慮されていることが伺えます

ソーラーパネルが活躍するシーンとしては二泊三日の連泊キャンプの中日です。

一泊目で電池容量を使い切った場合でも、翌日晴れていれば太陽の力で充電することができます。このため残量を気にしながら節約して使う必要はありません。

シガーソケットを使用した充電も可能ですが、車のエンジンをかける手間がかからずながら充電が可能なソーラーパネル充電はとても重宝します。

クリーンなエネルギーを楽しみながらSDGsに取り組むことは今の世の中我々に必要とされている行動です。

★セット販売も用意されているためセットがお得です★

EcoFlow「220W両面受光ソーラーパネル」はこちらで紹介しています。
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スマホ連携 ※他社にない仕様

こんなメリットがあります
・ バッテリーの劣化を防止する「充電レベル」の設定が可能
・ 常に最新の状態に保つことが可能

スマホに専用アプリをインストールしたのちポータブル電源とBluetoothで接続することによって離れた場所からでも簡単に遠隔操作することができます。
設定変更やバッテリーの状態確認など細かい設定をカスタムすることができます。
例えばX-Stream機能やX-Boost機能の切り替え操作は本体側ではできない機能になるのでスマホ連携を上手に使うことで賢い使い方が可能になります。
すべてのリチウムイオン電池において、バッテリー残量を0%まで放電したり100%まで充電することはバッテリー寿命に大きな影響を与えると言われています。このため、各蓄電池メーカーは60%~80%の充電状態を保つことを推奨されています。
とはいえ、残量をチェックしながら充電を止めるなんて不可能ですよね。
こちらの専用アプリは最大充電量を設定することができるため、過充電によるバッテリー寿命の低下を防止することができます。
あまり強調されていない特徴ですが、スマホで散々失敗してきている私にとってはこれはとてもいい機能だと感じました。
スマホ連携のメリットはそれだけではありません。メーカーから不具合改善や機能アップの情報が出されたときに、ファームウェアのアップデートを自分で行うことができるので、ポータブル電源を常に最新で最高の状態に保つことができます。

EcoFlow「RIVER Pro」の検証

ここまでは他社商品に対するRIVER Proの優れた機能を紹介してきました。

ここからは実機を使って特に気になる「X-Stream技術による充電時間」と「X-Boost技術による定格出力」に絞ってカタログスペックの実力を検証していきたいと思います。

充電時間の検証その一(静音モード)

「静音モード(AC低速モード)」を使用する場合は専用アプリをダウンロードしてスマホから設定変更を行います。

充電ケーブルをコンセントにつないで残量0の状態から計測を行いました。

こちらが計測結果になります。横軸が充電時間、縦軸が電池残量になります。

満充電までにかかった時間は6時間48分、出力電力は平均110Wでした。

このグラフから充電初期から満充電直前まで安定した速度で充電されている様子が伺えます。

満充電の直前で出力が低下しているのはバッテリーの負荷軽減のためと推測されます。

静音モードは出力よりも静音重視のモードであり、冷却用ファンの回転数を落としているため、実際就寝中に使用しても騒音が気になることはありませんでした。

なお、国民全体の平均睡眠時間は7時間12分(2020年NHK調査結果)と報告されているため、多くの人は寝てる間に充電が完了していることになります。

充電時間の検証その二(X-Stream)

X-Stream機能はデフォルトでONになっています。

こちらの商品の最大の特徴であるX-Streamの実力を先ほどと同様に検証してみました。

電池残量が80%になるまでにかかった時間は53分、満充電までにかかった時間は1時間22分、出力電力は最大660Wでした。

こちらも充電初期から80%まで安定した速度で充電されている様子が伺えます。

80%から満充電になるまでの間は出力が徐々に落ちてきていましたが、恐らくバッテリーの劣化を防止する制御が働いているものと思います。

【EcoFlow担当者に直接聞いてみました】
Q:X-Stream充電を常に使い続けると何か弊害はありますか?
A:X-Stresm充電は常に最大入力電力(660W)で充電するわけではなく、BMS(バッテリーマネジメントシステム)の制御によって、電量が増えるにつれて入力電力を変更させ続けています。
これはバッテリー保護を最優先にしているためです。このため、X-Stream機能はバッテリー寿命に影響を与えません。

気になる騒音についてですが、急速充電を達成させるために冷却用のファンの駆動音や空気が循環するボーっという音がします。パソコンのHDDの駆動音やファンの音よりは少し大きめな印象です。

静音モードとX-Streamモードの比較

先ほどの2つの結果を重ねて表示してみました。X-Streamモードの超高速充電の様子が一目でわかります。X-Streamモードは静音モードに対して4.8倍のスピードで充電できていることになります。

X-Streamの公称値と実力値の比較

80%までにかかる時間満充電までにかかる時間
公称値1時間以内1時間36分
実測値53分1時間22分

こちらの表はX-Streamモードの充電時間を公称値と今回の実力値を比較したデータになります。

実力値はほぼ公称値通りというより、むしろ公称値を下回る結果が得られたことがわかりました。X-Stream技術による超高速充電は嘘偽りのないキャッチコピーということが言えます。

充電時間の検証その三(ソーラーパネル)

110Wのソーラーパネルを使って充電してみました。

晴れの日に充電してみました。雲一つない時間帯では最大入力値の110Wに近い値が出ていました。この天気が続いたと仮定した場合、計算上は約7時間で満充電されることになります。

しかし、実際は雲一つない天気はごくごくまれなため、雲が見え隠れした場合は今回の測定結果のように時間がかかることになります。

今度は曇りの日に充電してみました。雲の量、厚さにもよりますが、太陽が雲に隠れてしまうと充電能力は0~20Wに低下してしまいます。この場合、一日充電しても数十%しか充電できないことになります。

ソーラーパネルは太陽の日照量に大きく左右されます。今回の結果はとある日の参考値として捉えてください。決してEcoFlowの110Wソーラーパネルの性能が悪いというわけではありませんのでその点誤解なきようお願いします。

X-Boostの検証

X-Boost機能はデフォルトでONになっています。

キャンプで使う可能性のある消費電力の高い電化製品を2つ使ってみました。

ドライヤー

消費電力1,300Wのドライヤーを使ってみました。右側面に配置されたAC出力の電源ボタンをONにした後、ドライヤーのスイッチをONにすると普段と同じようにドライヤーが動き始めました。定格出力である最大1,200Wを超えていたため動かないものと思っていましたが問題なく動きました。

しかし、家庭用コンセントで使用したときよりも風量が弱くなっているため髪を乾かし終えるまでにかかる時間はいつもより若干長くなります。感覚的には普段より2倍くらい時間がかかった印象です。

これについて調べたところ、X-Boost技術は消費電力が1,200Wの電化製品を600Wに抑えて動かす機能ということがわかりました。このため、本来の性能をフルに発揮することはできませんが、現時点で使える安心感を得られるのはX-Boost機能を備えたEcoFlowの商品だけなので、この辺りは目をつぶるしかありません。

 

電気ケトル

自宅で使用しているラッセルホブスの電気ケトルを使ってみました。電気ケトルの消費電力は1,250Wですがこちらも問題なく動きました。

お湯が沸騰するまでの時間を家庭用コンセントで使用したときと比較してみました。

水の量はどちらも500mlです。

沸騰するまでにかかった時間
家庭用コンセント2分59秒
RIVER Pro5分13秒

使用中のRIVER Proの出力は600W、沸騰するまでに消費したバッテリーは10%でした。

出力が抑えられているため普段の2倍くらい時間がかかると想像していましたが、想像よりも早く沸騰した印象です。

時間はかかりましたがもちろんポータブル電源でも問題なくお湯は沸騰しました。

屋外でバーナーやカセットコンロを使ってお湯を沸かす場合、風の影響でお湯が沸くまでに時間が掛かるときがあります。しかしポータブル電源であれば屋外でも安定した時間でお湯を沸かすことができるので、こういった使い方が今後はスタンダードになるかもしれません。

気になる電気代は?

ポータブル電源を一回充電すると電気代はいくらかかるのでしょうか。

全国家庭電気製品公正取引協議会より電気代は税込27円/kWhと公表されているようですのでこれを使ってRIVER Proを一回充電したときの電気代を計算してみました。

RIVER Proの電気容量は720Whですので、

27/1000×720=19.44円かかることになります。想像より安いと感じた方も多いと思います。

一日で使い切ったとしても、電源付きサイトで毎回1,000円支払うことを考えるととても得した気分になります。本体代金を含めたトータルコストで得をしたいと考えている人はとことん使い倒す必要がありますね。

EcoFlow「RIVER Pro」のちょっと残念なところ

持ち手が固定式

ポータブル電源は置いた状態で使用するため、常に持ち手が必要になることはありません。他メーカーの商品では持ち手をパタンと倒して収納できる可動式のものもあります。可動式であれば高さを小さくできますし、天面がフラットになることで上にちょっとした物を置くこともできます。

一方で、RIVER Proは固定式ですが、強固な持ち手のためどこでも気軽に持ち運べる安心感があります。さらに持ち手のデザイン性は高く、配色もボディカラーとマッチしているため、サイズ重視の人でなければそれほど気にすることはなさそうです。

固定式だと持ち手の下にゴミがたまった時は拭き取りづらい印象を受けました。

出力ポートが3面にまたがっている

他メーカーの商品はすべてのポートが正面にレイアウトされています。当然ですが、ユーザーにとって正面が一番見やすく使いやすいので、どんな端子でも正面に挿すという単純な作業の方がユーザビリティが高いと言えます。

RIVER Proは出力ポートが正面、左側面、右側面と3面にまたがってレイアウトされています。

ユーザビリティの観点では他社より劣りますが、各パネルごとに端子の種類が分かれているため、一度使えばこの端子どこにつければいいんだっけ?などと迷うことはないと思います。

むしろ端子を分けてレイアウトすることで端子が密集することが回避できるというメリットもあります。万が一端子形状が大きなものを接続するときでも端子同士が干渉して取り付かないなんてことが起こりにくくなっていると捉えることもできます。

充電方式の切り替え設定が本体側でできない

就寝中に静音モードで充電したいと思ったとき、本体のどこを見渡してもモードを切り替えるボタンやスイッチが見当たりませんでした。HPを検索してみたところ、専用アプリをダウンロードしてアプリ上から設定変更する必要があることがわかりました。

状況に応じてX-Streamモードと静音モードを使い分けたいときは多々あると思います。

スマホと連携させることでポータブル電源を遠隔制御できることは非常に便利な機能だと思いますが、基本機能の切り替え操作はやはり本体側でできた方が迷わず使いやすい印象を受けました。

取説に書いてあると言われればそれまでですが・・・

EcoFlow「RIVER Pro」の収納バッグ

持ち運び用の持ち手が付いていても、本体の傷つき防止目的や付属品を収納するためには収納バッグがあると便利です。

そこでおすすめするのがワークマンの「パラフィン帆布ミディアムトート」です。ポータブル電源にピッタリなサイズでしかも帆布生地でできているため強度も問題ありません。価格は780円のワークマン価格。興味がある方はこちらをご覧ください。

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純正バッグをお探しの方は、RIVER Proシリーズ収納専用バッグが用意されています。

EcoFlow「RIVER Pro」のまとめ

いかがでしたでしょうか。ポータブル電源が次々と発売される中、RIVER Proは総合的に判断して一歩抜け出している商品だと思います。X-Boostモードや拡張機能の充実によって、万が一の時に「使える」ことを第一に考えて作られた商品という印象を受けました。あまりにも便利すぎるので一度手に入れると手放せなくなりそうです。

これまでなじみが少なかったポータブル電源を一気に身近な家電に変えてしまう、そんなゲームチェンジャーと言えるような商品をぜひご自身で体感してみてください。

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