キャンプでキンキンに冷えたビールを飲めたら最高ですよね!お肉やお魚もしっかり冷えた状態で安心して持っていきたいですよね。
夏に向けて保冷力の高いクーラーボックスを購入された方もいると思いますが、保冷剤はどれを選んだらいいか迷っていませんか?
もはや保冷剤の定番となっているロゴスの氷点下パックや100均の保冷剤など、値段もピンキリ状態。
そんな中、おしゃれでかわいいアウトドアブランドで大人気のDODから保冷剤が発売されました!!
その名も「フツーノアイス」…相変わらずネーミングがぶっとんでいますよね(いい意味で)。
先日発売されたばかりの商品を運よく購入することができたので、みなさんが特に気になる保冷力について検証してみました。
DOD「フツーノアイス」のスペック紹介
出典:DOD
カラー | ベージュ、ブルーグレー |
サイズ | (約)W16.5×D25.5×H2.5cm |
重量 | 950g/個 |
材質 | 容器:ポリエチレン 内容物:水、尿素、増粘剤、防腐剤 |
個数 | 2個 |
参考価格 | 2,200円 ※2個セット |
JANCODE | 4589946148961 |
保冷剤の色といえばブルーやグリーンのイメージですが、流行りのベージュと落ち着いたブルーグレーの2色から選べます。保冷剤の色までこだわるとはさすがDODですね!
しかも2個セットでこのお値段です。
DOD「フツーノアイス」の特徴
表面温度は-11℃
家庭用冷蔵庫の冷凍室でカチンコチンに凍らせると表面温度は-11℃まで冷えるようです。つまり、クーラーボックスに保冷剤を入れるとしばらくは-11℃の冷凍室で冷やされることになります。
でもなんで-11℃といった中途半端な温度に設定しているのか疑問に思いませんか?
実は家庭用冷蔵庫の冷凍室はJIS規格で-18℃以下と決められています。このため、一般的な冷凍室は-18℃でしっかり凍らせることができ、表面温度-11℃で保冷効果を発揮するようです。
フツーノアイスは個体から液体へ変化する温度「融解温度」が-11℃のため、中身が溶けきるまでは表面温度が-11℃をキープするそうです。(引用DOD)
DODのクーラーボックスにジャストフィット
出典:DOD
DODのクーラーボックスには、ハードタイプの「マヒャドイナフスキー(43)」やソフトタイプの「ソフトくらこ(10)、ソフトくらお(23)」が用意されています。こちらのクーラーボックスにピッタリ収まります。DOD好きな人でDODのクーラーボックスを持っている人はこちらもセットで購入することをおすすめします。
取り出しやすい形状の工夫
出典:DOD
DODのクーラーボックスの底にフツーノアイスを入れたときに取り出しやすいようにくびれ形状が付いています。純正品の組み合わせだからこそ細かいところに配慮が行き届いています。
類を見ないかわいいデザイン
一瞬何か書いてある程度であまり気が付きませんでしたが、保冷剤の表面にうさぎのトレードマークと「フツーノアイス、フツーノアイス・・・」と書かれています。
裏側にも「カチンコチン、カチンコチン・・・」と書かれています。
これだけではないんです。
二つ横に並べるとなんと、「カチンコチン、カチンコチン、カチンコチン、カチンコチン・・・」と文字が一直線にそろうんです!これすごくないですか?
ここまでユーザーを楽しませてくれるDODは他に類を見ないキャンプ用品メーカーだと思います。
安心の日本製
出典:DOD
容器の生産から内容物の充填まで日本国内の工場で作られています。
DOD「フツーノアイス」を使用した保冷力の検証
「表面温度-11℃」や「フツーノアイス」と言ったキャッチコピーがどれほどの実力なのかを検証するために、簡単な実験を行ってみました。
クーラーボックスの中に保冷剤と温度計を入れた状態で放置し、時間の経過とともにクーラーボックスの中の温度がどのように変化するのか確認してみました。
条件
- クーラーボックスはコールマン/28QTクーラー ベイルハンドル付を使用
- フツーノアイスは1個使用
- 保冷剤は完全に凍結状態にしておく(あらかじめ冷凍庫で2日間保冷)
- 外気温度の気温変化を排除するために室内で実験
- クーラーボックスの中と外にそれぞれ温度計を設置して温度をモニタリング
- 室温の状態から実験開始
保冷力の実力結果
まずはこちらのグラフをご覧ください。こちらは時間の経過とともにクーラーボックスの中の温度がどのように変化するかを示したグラフです。
このグラフからどんなことが言えるでしょうか。
まず保冷剤を入れ始めてから2時間かけて急速にクーラーボックスの内部温度が下がっていきます。家を出発してからちょうどキャンプ場に着く頃にクーラーボックスの中がキンキンになっているイメージでしょうか。
このときのクーラーボックスの内部温度は14℃となりました。冷蔵庫の適正温度が約2~5℃と言われているため、それよりは温度が高い状態です。しかし、外気温度が28~30℃の状況を考えると、クーラーボックスの中は冷え冷えの状態になっているといえます。
その後、保冷剤は徐々に溶け始め、時間が経つにつれて内部温度は上昇していきます。実験開始から約13時間後に26℃の状態をキープしているため、この時点で保冷効果はなくなっていると言えます。
実際にキャンプなどで使うときは、凍ったお肉やペットボトルと一緒に保冷剤を入れた状態のため、クーラーボックスの中の温度はさらに低くなりますし、保冷時間も大幅に伸びると思います。今回の結果は保冷剤の実力を知るための基礎実験であることをご理解願います。
DOD「フツーノアイス」のここが気になる点
私が感じたちょっと気になる点をお伝えしておきます。
サイズに選択肢がない
フツーノアイスはDODのクーラーボックスにぴったり収まるようにある程度専用設計されています。このためサイズはひとつしかありません。
さらに2個セット販売になっています。
当然ですが保冷剤は大きければ大きいほど、数が増えれば増えるほど保冷力は高くなり保冷時間も長くなります。
もう少し保冷力が欲しいと思う人に対してサイズの選択肢の自由度または1個単位の販売設定があるとよかったと思います。
中身が見えない
保冷剤を使い慣れている人はあまり気にならないと思いますが、保冷剤をどこまで凍らせればいいかわからない人もいると思います。
こちらの容器は不透明な樹脂で覆われているため、中身の保冷剤(液)の状態がどうなってるかを確認することができません。
一方、ロゴスの氷点下パックは容器が半透明になっていて、中身の保冷剤(液)の色が変わることで状態を判断することができます。
保冷剤は1~2日程度冷凍室で十分凍らせるものという知識があれば、デザイン重視のDODの方がおしゃれで素敵かもしれません。
DOD「フツーノアイス」のまとめ
今回はDODから発売されたばかりの保冷剤をご紹介いたしました。カラーリングと見た目のかわいさはさすがDODといった印象です。
フツーノアイスというネーミングにも関わらず保冷力は期待を裏切らない結果となりました。DOD好きの人は是非ご検討ください。
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