キャンプで長い時間を過ごすギアと言えば椅子(チェア)ですよね。体格やキャンプスタイルによってその人の好みやセンスがでてくるとても面白いギアでもあります。特にサイトをナチュラルテイストに統一している人にとって、心の底ではカーミットチェアのような木製チェアが欲しい気持ちがあっても値段の高さに購入を思いとどまる人も多いのではないでしょうか。
最近ではカーミットチェアにそっくりなチェアが様々なメーカーから手の届きやすい値段で登場していますが、その中でも特にクオリティが高く人気があるものと言えばクイックキャンプ(QUICKCAMP)のウッドローチェアになります。
カーミットチェアに負けず劣らず満足度の高いQUICKCAMPウッドローチェアに買い替えたので、実際の使用感について忖度なしにご紹介いたします。
QUICKCAMPは取り扱い店舗が限られているため、商品を直接確認することが難しい状況です。こちらの記事を通じて購入を検討されている方に少しでも参考になれば嬉しいです。
QUICKCAMPはどんなメーカー?
QUICKCAMPより引用
「生活に馴染むデザイン」「簡単設営」「ユーザーファースト」をコンセプトに、手軽さ・デザイン・こだわりの設計を追求し、製品を通じてアウトドアを応援するメーカーです。
数年前から気になるブランドの一つとしてQUICKCAMPをあげていました。一言でいえば「いい意味で期待を裏切るコスパの優れたアウトドアブランド」になります。チェア、テーブル、テントまで扱っているためキャンプ道具を一式そろえることができます。大手アウトドアブランドと比較しても全く見劣りしないおしゃれで高品質なギアが低価格でゲットできるブランドだと思います。
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中でも今回ご紹介するウッドローチェアはQUICKCAMPの商品の中でもいちにを争う人気商品と思われます。
ウッドローチェアのスペック
出典:QUICKCAMP
色 | サンド、ブラック |
サイズ | 展開状態:約55cm×54cm×65cm(座面高さ約32cm) 収納状態:約55cm×65cm×8cm |
重量 | 約3.5kg |
耐荷重 | 80kg (国内検査機関にて強度検査済み) |
主素材 | フレーム:天然木(ビーチ材) シート:ポリエステル(クッション入り) |
ウッドローチェアの特徴
シート素材に秘密あり
カーミットチェアも含めてキャンプチェアの多くはコットンやポリエステルの一枚布で作られていますが、ウッドローチェアは座面と背もたれにクッション性のあるキルティング生地が使われています。ソファーのような座り心地とまではいきませんが、一枚布と比較してワンランク上の座り心地を体感することができます。長時間座っていてもお尻が痛くなりづらいです。
秋から冬になると座面が冷えて寒く感じることがありますが、こちらのシートはクッションが入っているため一枚布よりは保温効果が得られます。
シート形状に秘密あり
カーミットチェアや他メーカーの類似品のシートは、座面と背もたれが分割されていますがこちらのシートは座面から背もたれまで一枚の布でつながっています。
座面と背もたれが分割されていると、隙間から冷たい風が侵入して寒く感じることがあります。こちらのシートは隙間がないため後方から冷たい風が侵入することがないため特に秋冬シーズンには重宝します。
フレームの木材にこだわりあり
フレームに使われている木材の種類について調べてみました。
ウッドローチェア:ビーチ材 | 昔から家具材として使用 硬くて重厚感がある 変色や腐食に弱く、湿度や温度による歪みが生じやすい |
カーミットチェア:オーク材 | 木目が特徴的で力強く人気がある 硬くて重厚感がある 耐久性や耐水性に優れている |
他メーカー類似品:ブナ材 | ブナ材はビーチ材の仲間 |
ウッドローチェアの木材は、重厚感を感じさせる深みのあるこげ茶色となっており、天然木材の温かみを感じる適度な木目が表現されています。本家カーミットチェアと比較すると、木材の種類が異なりますが、ウッドローチェアは耐荷重を考慮したうえで手の届きやすい価格を実現するために最適な木材を選択しているものと思われます。
ユーザー心理に答えた秘密あり
ウッドローチェアはユーザーの使い勝手を意識した工夫が盛り込まれています。
大きなポケット付き
スマホをズボンのポケットに入れたまま立ったり座ったりするとポロッと落ちることがよくあります。ウッドローチェアは背面に大きなポケットが付いているため、スマホやモバイルバッテリーを入れておくことができます。どこに置いたか探す手間も省けます。
ポケットの横幅は30cmとたっぷり収納できるので、iPadを入れることもできます。
ハンギングチェーン付き
カラビナを使ってシェラカップやコップなどを吊り下げられるハンギングチェーンが付いています。今の時点でほかの使い方が思い浮かびませんが、今後もし便利な使い方を見つけられたら紹介したいと思います。
ゴムキャップ付き
足先には取り外し可能なゴムキャップが付いています。屋外で使用するときはゴムキャップを取り付け、自宅で使用するときはゴムキャップを外して使用することができます。せっかくおしゃれに仕立てられたチェアのため、たまに行くキャンプだけで使用するのはもったいないです。キャンプに行かないときにも積極的に自宅で使うことができます。
車から降ろして3秒後に座ることができる
多くの椅子には収納袋が付属されていますが、収納袋から椅子を取り出す動作って意外と無駄だと感じます。ウッドローチェアには収納袋がないので車から降ろしたあとは広げるだけですぐに座ることができます。
ウッドローチェアのレビュー
全貌
背もたれの角度は約110度(素人採寸)になります。
座り心地
身長175cmの男性が深く腰掛けて座るとこんな感じになります。座面が深いためしっかりとお尻を支えてくれる仕様になっています。背もたれの先と座面先端についている湾曲したフレームは座った姿勢に合わせて回転します。
浅めに腰掛けて足を投げ出して座るとこんな感じになります。浅めに腰掛けても座面からお尻が落ちることはありません。非常にゆったりと座ることができるため長時間座っていても疲れることはありませんでした。肘置きの長さが比較的短いため、浅めに腰掛けたときは手先が肘置きから外れてしまいます。
立ち上がりやすさ
これまで使用していたADIRONDACKのスモールキャンパーズチェアは肘置きが座面の先まで伸びていました。こちらは肘置きが短めに設定されているため、椅子から立ち上がったあと、足が肘置きに当たりずらいためスムーズに席から移動することができます。
お手入れのしやすさ
シート素材はポリエステルでできています。このため焚火の灰で汚れた場合でも濡れティッシュでさっと汚れをふき取ることができます。
ウッドローチェアの気になるところ
気になる点を忖度なしでお伝えします。
比較的火の粉に弱い素材
シートの生地は軽くて丈夫なポリエステル素材でできているため、コットン素材と比較して火の粉に弱いと言われています。このため焚火の近くに設置する際は一定の距離を保つ必要があります。
ビスキャップが外れやすい
キャンプを終えたあとウッドローチェアを設置していた場所に何やら黒いキャップが落ちていました。本来あるべきはずのビス頭を隠すキャップが1か所外れていることがわかりました。毛足の長い芝生サイトだったらきっと気が付かなかったと思います。どうしても必要なパーツではないですがもう少し外れにくい工夫をしていただけるといいなと思いました。
CAMP HACK ランキングNo.1!
日本最大級のCAMP HACKさんが毎月お伝えしている「CAMP HACK読者が、最も購入したキャンプ道具 TOP10」でこれまでに第一位になったことがあるようです。
ウッドローチェアのまとめ
今回の記事では、見た目よし、機能よし、コスパよしの三拍子がそろった一押しのキャンプチェア「QUICKCAMPウッドローチェア」をご紹介いたしました。
冒頭にもお伝えしましたが、QUICKCAMPは取り扱い店舗が限られているため、購入を検討されている方の参考になったらとても嬉しいです。Amazonや楽天市場で在庫があるうちは購入のチャンスですのでぜひご検討ください。
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