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自分で削る憧れのブッシュクラフト!初心者用の素材をセリアで発見!

その場に落ちてる木の枝をナイフで削ってギアを作るブッシュクラフト、興味はあるけどいきなり木の枝にチャレンジするのはハードルが高すぎますよね。

そんな中、ブッシュクラフト初心者にとってチャレンジしやすそうな商品がセリアから「SELF CRAFT CUTLERY」というシリーズで登場しました。

こちらの商品はスプーンやフォークなど比較的簡単な形状の素材が中心で、輪郭がすでにプリントされているため完成形をイメージしやすいことが特徴です。

すでにSNSで話題のこちらの商品でブッシュクラフトを試してみましたので、どのくらい大変なの?どの程度時間かかるの?を中心にご紹介いたします。

SELF CRAFT CUTLERYとは

2023年4月にセリアから発売された一つ110円(税込み)で手に入るブッシュクラフトの入門シリーズ。

私が確認できたのは全部で9種類です。

🔵 SPOON
🔵 SOUP SPOON
🔵 SERVER SPOON(取り分け用スプーン)
🔵 FORK
🔵 STAKE FORK
🔵 SERVER SPORK(取り分け用フォーク)
🔵 SPATURA(木べら)
🔵 TURNER(フライ返し)
🔵 COFFEE MEASURE

フォークの先端形状など、初心者では加工が難しいところはあらかじめ加工されています。

材質は食器の素材として安心なヒノキ(檜)でできています。ヒノキは針葉樹のため加工がしやすいのが特徴です。

COFFEE MEASUREを実際に作ってみた

コーヒー豆を計量するためのコーヒーメジャースプーン。シリーズの中では最も小さくて難易度が低そうに感じたものを選んでみました。

準備するもの

🔵 COFFEE MEASURE
🔵 ナイフ
🔵 小刀
🔵 手袋
🔵 サンドペーパー

ナイフは普段キャンプでバトニングに使っているモーラナイフを使用しました。

小刀は必ずしも必要なものではないですが、細かい形状を整える作業を楽するためにはあった方がいいと思います。

ナイフを使用した危険な作業を伴うので、できれば革手袋などの使用をおすすめします。

実際に削ってみた

ヒノキは加工がしやすい針葉樹のため、どうせ削るならエッジを使ってフェザースティックにチャレンジしてみましょう。

ヒノキのいい香りが漂ってくるので完成形を楽しみにしながら作業に入ります。

まずはナイフを使って大まかにカットしていきます。一度にごっそりカットしようと思うととても力が必要になり、非常に危険が伴うだけでなく、この後体力が持たない可能性があるので少しずつ削り落としていきましょう。

木目によっては破片がごそっとこぼれ落ちることがあるので、木目に注意しながら作業を進めていきます。

持ち手のくびれた部分はナイフでも加工できないことはないですが、彫刻刀を使うと作業がしやすいです。

外径がカットできたら裏面を削り込んでいきます。

コーヒーメジャースプーンは丸みを帯びた形状なので、四角い角を少しづつ丸くしていく必要があります。

これがとても大変な作業でした。

少しづつ地道にカットしていくだけと言えばそれまでですが、どこまで削ればいいかわからない初心者にとっては根気のいるとても大変な作業でした。

削っては確認の繰り返しで頑張りましょう。

最後にプリントされている輪郭に沿って外径を整えれば作業終了です。

ここまでかかった時間は2時間

これだけ大量の削りカスが出ました

削りカスは次回のキャンプで着火剤に使おうと思います。

ヤスリで表面を整えた後、細かい削りカスを取り除いて綺麗にします。

食用油や蜜蝋を塗り込んで一日ほど乾燥させれば完成です。

アシモクラフツのアシグリップのようなカットを再現するぞと意気込んで頑張りましたがとてもそんな余裕はありませんでした。

見た目がいいとはお世辞でも言えない仕上がりですが、自己満足度はとても高いです。

この世でたったひとつのオリジナルコーヒーメジャースプーンの誕生にとてつもない達成感を感じました。

せっかく作ったので焚き火を囲みながら友人に苦労話(自慢話)をしたいと思います。

ここまでかかった時間は2時間30分

実際に豆の量を測ってみた

実際にコーヒーの粉を入れて計量してみました。

・・・3g!?

もうちょっと入れてみたけど4g・・・

うすうす感じていたことですが・・・一人分のコーヒーを淹れるためには4~5回すくう必要がありますね。

凹み形状はすでに加工済なので手を加えませんでしたが、コーヒーメジャーという商品ならもう少し適量の形状にして欲しかったと思いました。

まとめ

SNSで話題のセリア「SELF CRAFT CUTLERY」でブッシュクラフトを試してみました。

ブッシュクラフトの中では比較的簡単な形状の素材を選んでみましたが、やる気と根気が必要な作業でした。それでも苦労して作った分とてつもない達成感を感じることができます。

ブッシュクラフト初心者にとってチャレンジしやすそうな商品ということは間違いありませんが、簡単な気持ちで手に取ると途中で投げ出してしまうかもしれませんので、最後まで諦めずに頑張ってみてください。

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