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ダイソー「ドライバッグ」の防水性能と収納力を徹底検証!使い道をたっぷりご紹介!

「ドライバッグ(DRY BAG)」という言葉を耳にしたことはありますか?ドライバッグとは「濡れたものを収納する、濡らしたくないものを守るときに使う防水性に優れたバッグ、別名スタッフバッグのことをいいます。

これだけ聞くと海水浴などの水辺シーンをイメージしますが、実際使ってみるとこれがキャンプシーンで大活躍する優れものなんです。工夫次第で使い道の幅が広がるとても便利なバッグなので我が家ではキャンプや旅行の必需品になっています。

そんな優れもののドライバッグですが、どんなに安くても1個1,000円以上するものがなんと100円ショップで買えるんです!

100均のドライバッグはちゃんと使えるの?キャンプシーンでどんな使い方ができるの?などみなさんが気になる疑問に対して検証実験を行いながらダイソードライバッグをご紹介いたします。

目次

素朴な疑問を解消しましょう

スーパーの袋じゃだめなの?

 1. すぐに穴があく、結んでもほどけやすい
 2. 液体が外に染み出す

入手のしやすさが優れたスーパーの袋ですが、安心感と耐久性に欠点があります

ジップロックじゃだめなの?

 1. 取っ手がなく持ち運びに不便
 2. 中身が透けて見えるため大切なものは収納しづらい

液体ものに強いジップロックですが、携帯性と防犯性に欠点があります

このように、スーパーの袋やジップロックは、安心感と耐久性、携帯性と防犯性といった面で欠点が見られます。

ドライバッグはこれらの欠点がうまく克服されたバッグのため、一度ドライバッグを知ってしまうとその便利さ故に手放せなくなります。しかも値段が安い100均のドライバッグであれば抵抗なく思う存分使うことができます。

ダイソー「ドライバッグ」のスペック

◆CAMPING KIT/レジャー用防水バッグ

サイズは2種類あります

材質本体:塩化ビニル樹脂、ポリエステル
バックル:ポリアセタール
肩ひも:ポリプロピレン
容量①約3 リットル
②約15 リットル
サイズ①23×32×0.5 cm
②36×48×0.5 cm
値段①220 円(税込み)
②550 円(税込み)
防水性能IPX6相当
注意事項
※完全防水ではありません。水を入れたり、水に浸けたりしないでください。
IPX〇の規格について調べてみました
IPX○という表記は、2003年に国際電気標準会議(International Electrotechnical Commission)で定められた「防水等級」を表します。一般的に〇の数値が大きいほど防水性が高いことになります。
水中に沈めた状態での防水性能はIPX7,8になります。
IPX6はあくまで強い短時間の水圧に対する防水性能になります。

ダイソー「ドライバッグ」はどこの売り場に売ってるの?

ドライバッグはアウトドア用品売り場のウォーターバッグや給水タンクなどが売っている棚にあるのでそちらに向かってください。

レジャーシートと見間違える可能性があるので、見逃さないように注意しましょう。

ダイソー「ドライバッグ」の見た目やデザインについて

 

とてもシンプルにまとまったデザインです。色は少しブルーがかったグレーといった感じで、キャンプシーンにも違和感なく使えるカラーリングです。

白文字で印刷されたロゴはおしゃれな印象が感じられ、全体としてバランスのよさが伺えます。

ダイソー「ドライバッグ」の素材について

世の中に存在するドライバッグには大きく分けて2種類の素材のものがあります。

ダイソー「ドライバッグ」はポリエステル製になります。強度についてはナイロン製より劣りますが、あまりタフな使い方をしなければそこまで神経質になる必要はなさそうです。

強度耐熱重量値段
ナイロン製高い弱い重い高い
ポリエステル製低い強い重い安い

ダイソー「ドライバッグ」の大きさについて

3リットル、15リットルといっても大きさのイメージがわかりづらいと思うので大きさを測定してみました。

持った時のイメージはこんな感じです。15リットルはストラップが付属しているので持ち運びが便利です。

ダイソー「ドライバッグ」の使用方法

十分な機能を発揮するために正しい使い方を知っておきましょう

  開口部がまっすぐぴったり合わさるように整えます。

  開口部の口元を3回以上折りたたみます(どちら側に折りたたんでも機能的には問題ないですが、裏面に向かって折りたたんだ方がロゴが正面を向いてきれいです。)

  しっかり折りたたんだ後、両端のバックルを固定します。

  15リットルサイズは付属のストラップをつければショルダーバッグとして使用できます。

ダイソー「ドライバッグ」のキャンプシーンでの使い方

実際にキャンプシーンにおけるドライバッグの使い方をご紹介いたします。

温泉グッズ入れ(3リットル、15リットルどちらもおすすめ!)

一番最初に思い浮かぶ用途はこちらではないでしょうか。あらかじめ温泉グッズをまとめておくとすっきりします。

衣類や濡れたタオルを収納するのに最適です。1人分であれば3リットル、家族4人分であれば15リットルがおすすめです。

圧縮袋の代用(15リットルがおすすめ!)

ドライバッグは開口部をしっかりふさぐことで水だけでなく中へ空気が入るのも防げます。自立するほど生地自体に強度があるためタオルや衣類などを入れて圧縮すると圧縮袋として使用することも可能です。

道具の持ち物が多いキャンプシーンだからこそ衣類だけでもコンパクトに収納できるのはうれしいポイントです。

濡れ着入れ(15リットルがおすすめ!)

川遊びや水遊びで使った水着や濡れた衣類は一日たってもなかなか乾きません。そんな時は15リットルのドライバッグに詰め込んでそのまま持ち帰りましょう。

濡れた食器入れ(15リットルがおすすめ!)

ドライネットを使用して洗った食器を一日干してもなかなか乾かないことがあります。チェックアウトの日の朝は何かとバタバタするので、そんなときは15リットルのドライバッグに入れて持ち帰りましょう。

ゴミの持ち帰り用(15リットルがおすすめ!)

キャンプ場によってはゴミの持ち帰りを徹底しているところがありますが、車内にゴミを積んで持ち帰るのは抵抗がありますよね。

ドライバッグは水漏れだけでなく臭いも防いでくれます。生ゴミを一旦ゴミ袋に入れてしっかり縛った後、15リットルのドライバッグに入れると臭いが外に漏れるのを防ぐことができます。

まくらの代用(3リットルがおすすめ!)

空気と一緒にタオルを詰めたあと開口部をしっかりふさぐことでまくらとして使うことができます。徐々に空気が抜けてしまった場合でもタオルがあるのでぺちゃんこにつぶれることはありません。

まくら代わりをメインとして使うのはレアケースだと思いますが、色々な使い道を考えるのもドライバッグの楽しみ方の一つではないでしょうか。

薪入れ(15リットルがおすすめ!)

外に薪を置きっぱなしにすると湿気を吸ってしまい着火に手間がかかります。ドライバッグは湿気を遮断してくれるため薪を保存する用途にも最適です。

ドライバッグの内側がつるつるしているため薪のささくれがひっかかりにくいです。持ち手やストラップがあるので重い薪でも持ち運びはとても便利です。

火持ちがいい大き目の薪と言えばこちら。豪快な焚火が楽しめます。

敷物用の重し(3リットルがおすすめ!)

風で飛ばされないように四隅をペグダウンできる敷物であれば特に必要ありませんが、そうでない場合は水を入れたドライバッグを重しとして使うことができます。

カメラ入れ(3リットルがおすすめ!)

子供の笑顔を記録するためにカメラは欠かせませんよね。特に一眼レフなどの大き目のカメラを使用している方は、撮影した後のカメラの置き場所に困っていませんか?

手が届きやすいようにテーブルの上に置いた場合、水やほこり、灰などの影響が心配になります。そんな時はドライバッグに一時保管しておくと大切なカメラを守ることができます。Canon EOS R5+RF24-70クラスでも3Lのドライバッグに収納することができました。

写真はCanon EOS R5で撮影しています。圧倒的な描写力で実態をリアルに表現できる絵作りはさすがCanonさんといった感じです。

ダイソー「ドライバッグ」の検証結果

防水性の検証

「完全防水ではありません。水を入れたり水に浸けたりしないでください。」と注意事項に書かれています。試しにその実力について検証してみました。とはいえ過度な期待は禁物です。あくまで参考結果でお願いします。

中から外への水漏れ確認

水を入れたドライバッグを吊り下げた状態で約6時間放置しました。

特に底面の合わせ目から水漏れすることを心配していましたが、水が染み出すことはありませんでした。

外から中への水の浸水確認

底面の合わせ目まで水に浸る状態で一晩(約10時間)放置してみました。

万が一中に水が浸水したときにわかりやすいようにドライバッグの中に新聞紙を入れておきました。

外側は全体的に水滴が付いていますが、内側にはいっさい水滴は付いていませんでした。新聞紙を入れていましたが全く変化がなかったので画像は載せていません。

このように、一晩水に浸しても水が浸水することはありませんでした。

収納力の検証

ダイソーのドライバッグは2種類の大きさがあるため、それぞれどのくらい荷物が入るか検証してみました。

洋服だと季節やサイズによって変わるので、比較しやすいようにタオルを詰めてみました

3リットルタイプ

フェイスタオルが6枚入りました。小物入れであれば十分なサイズです。

15リットルタイプ

フェイスタオルが19枚+バスタオルが2枚入りました。着替えであれば2人分くらいは入りそうです。

ダイソー「ドライバッグ」のちょっと残念なところ

見た目で中身を判断できない

外から中身が見えない仕様になっているため見た目で中身を判断することができません。つまり中身を確認するためにはその都度バックルを外して口元を開く必要があります。これが意外と面倒な作業になります。

例えば用途ごとに色分けできるように何色か設定があればいちいち中を開けなくても済むのかなと思います。

テントやタープは入れられない

出典:Coleman

雨で濡れたテントやタープを持ち帰るのはとても大変ですよね。こちらは最大15リットルまでしかないため、ファミリーサイズのテントやタープを入れることはほぼ不可能です。諦めて大容量のドライバッグを購入しましょう。

口コミによるとコールマンのドライバッグはコールマン2ルームテントのフライシートも入るとのことです

ダイソー「ドライバッグ」のまとめ

今回はアウトドアシーンだけでなく旅行先でも重宝するダイソードライバッグをご紹介しました。

こちらの商品は安いからといって性能を犠牲にしていることはなく普段使いに十分使用可能な性能を備えているといえます。

キャンプシーンでこそ活躍の場が多い優れもののドライバッグ、サイズや用途によっていくつか買いそろえてみてはいかがでしょうか。

 

以下の記事ではキャンプでごちゃつく小物をひとまとめにできるギアケースを紹介しています。「収納」繋がりでぜひご覧ください。

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