秋冬キャンプに屋外で過ごす時の寒さ対策として焚き火のぬくもりを頼りにしている人も多いと思います。
確かに焚き火は暖を取るのに最高のアイテムですが、焚き火の熱は大気中に逃げやすく熱が伝わってこないと感じたことありませんか?
大気中に逃げる熱をもっと効率的に利用できれば焚き火だけで十分暖まることができます。
これを解決するギアが風防板とも呼ばれるウインドスクリーン(リフレクター)です。
今年の冬キャンプにCAMP GREEBの風防板を導入したのでご紹介します。結論から言うと、もっと早く買えばよかったと思うほど秋冬キャンプに手放せない防寒ギアだと感じました。
風防板をおすすめする5つのポイント
反射熱でポカポカ
焚き火の熱は放射状に伝わる傾向があります。このため人がいない方向にも熱はどんどん逃げてしまいます。
焚き火台の奥に風防板を立てることで、人がいない方向に逃げてしまう熱を反射させて効率的に自分の方へ導くことができます。これによって体感温度をグッと上げることができます。
もちろん焚き火台の代わりに石油ストーブを使用した場合でも同様の効果が得られます。
安定した炎を楽しめる
風防板は焚き火台の周りを取り囲むように設置するため、炎に対して風の影響を受けにくくすることができます。
このため風防板がないときと比べて安定した炎を楽しむことができます。火の粉が飛び散るのを防ぐことができるのもいいですね。
焚き火と真剣に向き合える
焚き火の周りのごちゃつきや背景が遮られることで、焚き火と真剣に向き合うことができます。焚き火と真剣に向き合うことで普段の生活では忙しくて考えづらいことについて物思いにふけるのも悪くないかもしれません。
無骨でかっこいい
メタルのキャンプギアは無骨でかっこいいですよね。特に焚き火の周りで使用するギアは耐熱性が求められるためこちらのギアは理にかなっています。
手元が明るい
防風板を使うことで炎のあかりも反射してくれます。焚き火料理するときは手元が明るくなるためヘッドライトといった補助の明かりがなくても十分明るさを感じることができます。
おすすめする風防板
amazonで検索すると様々な風防板が並んでいてどれを選んでいいか迷ってしまいます。
今回私が購入した風防板は「CAMP GREEBの大型風防板(60cm)」です。こちらの風防板を購入する決め手となった特徴について詳しく紹介いたします。
詳細スペック
サイズ | 使用時:120cm×60cm、厚み0.3mm |
重量 | 約1,990g |
材質 | 亜鉛メッキ鋼板 |
付属品 | 収納ケース、固定用Oリング、耐水ペーパー |
型 | アーチ型 |
長さは40,50,60,70cmの4種類から選択できます。
40,50cmはスクエア型、60cmはアーチ型 or スクエア型、70cmはソード型(山型)になります。
主な特徴
転倒防止用留め金リング付き
風防は立てかけるだけでは風で転倒してしまい大変危険です。こちらの風防板は下側と左右の上部端に固定用Oリングが取り付く構造になっています。
出典:楽天市場
このため、Oリングを付けた後ペグダウンしたり、Oリングにガイロープを結んで引っ張ることも可能です。
ペグは付属されてないためご自身のペグを使用することになります。
防錆性と耐食性に優れた材質を使用
風防板といってもアルミ製のものや炭素鋼を使用したものがあります。
アルミ製のものは軽いのが特徴ですが、強度不足によってたわんだり風に煽られたりしやすいデメリットがあります。
炭素鋼は強度が強いのが特徴ですが、メッキ処理をしていないものは錆びやすいというデメリットがあります。
こちらの風防板は亜鉛メッキ鋼板でできており、鋼の板を亜鉛メッキで仕上げたものになります。鋼板は強度が強いですがそのままでは錆びやすいため、亜鉛メッキを施すことによって防錆性と耐食性が向上されています。
屋外で使用する道具なのですぐに錆びてしまわないように耐食性に優れた材質で作られているこちらの商品を選択しました。
収納袋が付属
こちらの商品には収納袋が付属されています。生地の厚みを増やす、収納しやすくするために幅を広くする、開閉部の生地に工夫を加えるなど、耐久性と使い勝手が向上するように改良されたようです。
収納袋は主役ではなく脇役になりますが、脇役の改良も惜しみなく対応している姿勢に好感を持ちました。
高評価な口コミ
出典:amazon
なんだかんだ言って最終的には口コミを参考にしてしまうのが人のさがだと思います。2023.1時点でamazonでは3,400件以上、★4.4とかなりの高評価となっています。
出典:楽天市場
楽天市場でも楽天ランキング8冠達成、月間優良ショップにも選ばれているようです。とはいえ、評価はあくまで他人の評価ですので実際に使用したレビューをこの後お伝えいたします。
実際に使用してみた
CAMP GREEBの大型風防板を実際に使用してみたのでレビューいたします。
使用前レビュー
本体
意外とずっしりと重い印象を受けました。アルミ製の軽い商品もありますが、安定性を考えるとある程度重量がある亜鉛メッキ鋼板の方が安心です。
エッジにバリが残っている可能性があるので使用する前にバリを除去しましょう。耐水ペーパーが付属されているのでこちらを使用してしっかりバリ取りを行います。
鋭いバリが残っている可能性があるため、必ず手袋を装着して作業を行いましょう。
出典:楽天市場
商品購入ページにも注意喚起がされています。
ロゴが刻印されていますが、あまり主張しすぎずうっすらとしたロゴが記されています。
収納ケース
裂けにくい厚手の600D(デニール)の生地で作られています。フェイクレザーですがブランドタグはそれほど安っぽい印象はありません。
開口部が大きめに作られているため、本体を収納するときにイライラせずにスッと収納することができます。
使用レビュー
設置方法
風防板は立てかけるだけでは風の影響を受けたときに倒れて大変危険です。
そこで私が行った設置方法をご紹介いたします。
まず初めに中央付近に2箇所、ペグを1cm程度離して2本ずつ刺します。テントやタープに使用する30cmのペグを使用すると、多少風が吹いた時でもペグが風防板を支えてくれるため倒れにくくなります。
両サイドは留め金リングをつけてペグダウンをします。こうすることで風が吹いた時でもある程度バタつきを抑えることができます。
これでも風が吹いた時に不安を感じるような場合は大変危険ですので風防板の使用は中止しましょう。
Tokyo Campの焚き火台と組み合わせてみた
高さ26cmの焚き火台のため、炎の高さを考慮すると長さ50cm以上の風防板がおすすめです。
使用して感じたことは、焚き火の明かりと熱がしっかり風防板に反射して自分の方に集まってきている印象を受けました。
焚き火の前に温度計を置いてみたところ、外気温6℃に対して13℃まで上昇していました。寒い冬の時期に屋外で焚き火をめいいっぱい楽しみたいときに風防板は手放せないと感じました。
いざ焚き火台を購入しようと思ったとき、あの焚き火台かっこいいんだけど大きくて重いのがちょっとなぁ・・・と思ったことありませんか。オートキャンプだから特に気にしないという人もいると思いますが、車への出し入れや自宅に保管するときなど、な[…]
まとめ
今回の記事では冬キャンプの必需品に新たに加わった風防板をご紹介しました。特にCAMP GREEBの大型風防板は耐食性、コスト、口コミの三拍子が揃ったコスパの高い風防板だと思います。一度風防板を使うと二度と手放せないくらい機能的なキャンプギアなので、ご興味のある方はぜひ検討してみてください。
こちらの記事では焚き火台の周りをグルッと囲む囲炉裏テーブルをご紹介しています。ご興味があればぜひこちらもご覧ください。
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