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キャンプで自家焙煎コーヒーを始めてみませんか?

コーヒー好きの人ならいつか自家焙煎をしたいとあこがれている人も多いのではないでしょうか。

普段なかなか飲めない産地のコーヒーを楽しめるのも自家焙煎の魅力の1つです。

でも、何を準備してどうやって焙煎するのかわからなくて憧れのままで終わってる人も多いと思います。

私は5年前からキャンプで自家焙煎を始めました。ド素人の私でも今では周りからの評判は上々。キャンプには欠かせないイベントの一つになっています。

憧れのままで終わってる人にもぜひお試しいただきたいと思い、5年間試行錯誤で学んだ焙煎のいろはについて詳しくお伝えしたいと思います。

自家焙煎は屋内より屋外がおすすめ

自家焙煎はその名のとおり家で焙煎するイメージが強いですが、自家焙煎こそアウトドア、特に時間がゆっくり流れるキャンプで最適なイベントだと私は思います。

キャンプで自家焙煎をおすすめする理由をまとめてみます。

  • 時間を気にせず1つのことに没頭できる
  • 朝のコーヒーを大自然のなかで味わえる
  • 焙煎中に豆のカスが飛び散っても気にならない
  • 煙がもくもくでても焚き火の陰に隠れられる
  • 隣サイトから注目され鼻高々になれる

それではさっそく焙煎のやり方についてできるだけ初めての方にもわかりやすいように説明したいと思います。

準備するもの

焙煎に必要なもの

  1. 焙煎機
  2. 生豆
  3. 100均のざる(除熱用)
  4. カセットコンロ

①焙煎機


市販品でももちろん構いませんが、私はたった数百円で作れる自作焙煎機を使っています。

10分で作れる自作焙煎機の作り方はこちらをご覧下さい。私はこちらを5年間使い続けていますが一度も壊れることなく今でも大活躍しています。

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②生豆

生豆の取り扱いはお近くのコーヒー豆専門店へお問い合わせください。amazonでも購入できます。


豆を挽くときに必要なもの

  1. メジャーカップ(100均でOK)
  2. ハンドミル


焙煎の手順

フローチャート

まずはフローチャートを作ってみましたのでこちらをご覧ください。

詳しい内容については後ほどご説明いたします。

下準備(生豆のピッキング作業~生豆を水にくぐらせる)

割れていたり形の悪い豆や色が黒っぽいものや白っぽい豆があると、焙煎ムラや味のムラの原因になるので取り除いておきましょう。

豆を購入するお店によってはすでにピッキング作業が行われている場合があります。

必要な分の生豆を取り分けます。満遍なく火が通るように初めは50g程度(約6杯分)と控えめにしておきましょう。

生豆を水にさっとくぐらせます。これは豆の表面についた汚れを洗い流すためや豆の表面に熱が均一に伝わるようにするためです。

その後キッチンペーパーで余分な水分を拭き取ります。

コンロの火力を弱~中火に設定

焙煎機をコンロの五徳に対して浮かせ過ぎるとなかなか焙煎が進まず時間がかかるので、五徳に触れるくらいで構いません。

コンロより炭火を使用した方が炎に広がりがある分、豆に熱が均一に伝わるため比較的作業は簡単ですが、まずはコンロを使用してで火加減に慣れることをおすすめします。

焙煎機を左右に振り続ける

豆の表面に残った水分が蒸発して水蒸気が発生します。

その後水蒸気はおさまり徐々に豆が茶色に変化していきます。

さらに焙煎機を振り続ける

ここからはさらに焙煎機を左右に振って豆を撹拌します。こうすることで焙煎ムラがなくなり雑味のない安定した味に仕上がります。

焙煎機を左右に振りすぎて豆が炎から外れてしまうと豆から熱が逃げてしまい焙煎が進みにくくなります。小刻みに振ることで豆から熱が逃げないようにしましょう。

少しづつ豆のカス、いわゆるチャフが飛び散り始めます。

時間が立つとパチパチ音が鳴り始めます。これが1ハゼと言われる現象です。音と同時にコーヒーのいい香りが広がります。

しばらくすると先程の1ハゼよりも強いバチバチという音が鳴り、その後白い煙がもくもく出てきます。これが2ハゼと言われる現象です。豆はさらに茶色く変化していきます。

ここからは時間との勝負です。ほんのわずかな時間で一気に焙煎が進むので注意してください。

火からおろすタイミングによってお好みの焙煎度合いを調整しましょう。

【代表的な焙煎度合い】

◆ミディアムロースト

いわゆるアメリカンコーヒー

酸味は強いが苦みはほとんどなし。

1ハゼ後

 

◆シティロースト

酸味と苦みのバランスが取れたもの

2ハゼが始まったころ

 

◆フレンチロースト

エスプレッソやアイスコーヒーなどに適している

酸味はほとんどなく若干の苦みあり

 2ハゼ中

焙煎機を火からおろす

お好みの焙煎度合いがある場合は少し早めに火からおろしましょう。熱が冷めるまでのあいだは焙煎が続きます。焙煎の進行を抑えるために手早くざるに移し変えて徐熱しましょう。

仕上げのピッキング作業

艶がない真っ黒な豆があればそれは炭になっています。苦味につながるため必ずピッキングしてください。

これで焙煎は完成です。お疲れさまでした。

その他

焙煎直後のコーヒー豆はそのまま食べることができます。苦味と香ばしさがあってとてもおいしいです。ぜひお試しください。

 

豆を挽く

電動ミルはとても便利ですが、一度にたくさんの豆を挽けないこと、また、ガリガリ豆を挽きながらゆっくり時間を楽しみたいという理由で私はハンドミルを使用しています。

ハンドミルで豆をひいてると自然と子供達が集まってきます。みんな楽しそうにお手伝いしてくれるのもハンドミルを使うもう一つの大きな理由です。


100均でもハンドミルが購入できます。(2020.12.31更新)
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抽出

あとはお好きな抽出方法でコーヒーをお召し上がりください。

ちなみに、焙煎した豆は密閉容器で2~3日寝かせた方がガスが抜けてうまみが増すと言われます。

でもそれだとキャンプが終わってしまいますよね(汗)

私は焙煎直後と翌朝の2回に分けて楽しんでいます。

特に焙煎直後に引いた豆にお湯を注ぐとまるで花が咲くように膨れ上がる光景はとても貴重な光景です。

サイト中に充満するコーヒーの香りを感じながらお召し上がりください。

【ちょっと難しいところ】
焙煎ムラにならないように常に豆を振り続ける必要があるので持ち手を交換しながら対応する必要があります。
安定した味を出すためにはとにかく場数とコツが必要です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

自家焙煎こそキャンプに最適なイベントだと思います。市販品でも自作品でもどちらの焙煎機を使っても、丹精こめて焙煎したコーヒーは格別な味になることでしょう。

焙煎は敷居が高くて憧れで終わっていた人が今度試してみようと思っていただけると嬉しいです。

次回のキャンプでぜひお試しください。

 

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