コーヒーはがんの発生リスクを抑える効果があるなど様々な健康効果が報告されています。健康志向の人、リラックスしたい人など、缶コーヒーやインスタントコーヒー、ドリップコーヒーなど様々なスタイルで毎日コーヒーを楽しんでいる人も多いと思います。
本当は挽きたてコーヒーを楽しめるカフェに行きたいけど、時間やお金のことを考えるとなかなか難しいですよね。
そんななか、休日やキャンプの時間があるときくらい自分でコーヒー豆を挽いてゆっくり幸せな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
自分で豆を挽くときに必要になるのがコーヒーミルです。
でもコーヒーミルって値段が高くて敷居が高いイメージがありますよね。そんな中ダイソーから税抜き500円で買えるコーヒーミルが発売されました。
この値段であればちょっとやってみよっかなという人もいると思います。そんな方にダイソーコーヒーミルの魅力について徹底的にご紹介したいと思います。
ダイソー「コーヒーミル」のスペック
材質 | 本体のハンドル、固定ねじ、ねじ止め、ばね:ステンレス鋼 回転軸:アルミニウム 粉受け:ガラス 外臼、内臼:セラミック |
容量 | 300mL |
サイズ | 直径7.5×高さ16.0cm |
重量 | 400g |
粉受けの容器はプラスチックではなくガラスでできています。
コーヒーミルで心臓部となる臼の部分もしっかりとセラミックが使われています。
使用している材質を見ても、税抜き500円の価格に妥協は一切感じられません。
ダイソー「コーヒーミル」はどこの売り場に売ってるの?
大量の商品を扱うダイソーの店舗でお目当てのものを探すのって一苦労ですよね。
コーヒーミルは食器やコーヒーグッズが置いてある売り場にあるのでそちらに向かってください。
とても人気商品のため見つけたときに購入しておきましょう。
ダイソー「コーヒーミル」のサイズ感や見た目を徹底レビュー
1.サイズ感
男性の手になんとか収まるくらいの大きさです。意外と太いです。
ハンドミルで有名なポーレックスのようなコンパクトなイメージを持っている方はご注意ください。
直径を測ってみました。直径7.5cmあります。
ちなみにポーレックスは直径5.0cmのため、1.5倍の太さがあることになります。
太さのイメージを掴んでいただけるように、缶コーヒーと比較してみました。
ボテットした感じです。
2.容量
スペック表では300mlと記載があります。
後ほど説明しますが、一度に挽ける豆はおおよそ20gと少量になるので、沢山の量を挽くためには何回か豆を継ぎ足す必要があります。
3.収納性
使用しないときはハンドルを中心方向にスライドさせることで、ハンドルが外形から飛び出さない状態になるため省スペースに収納することができます。
使用するときは中央のねじを少し緩めることでハンドルを引き伸ばすことができます。
ハンドルを伸ばすと長さは5cm程度になります。
いちいちハンドルを付けたり取り外したりする必要がないところがダイソーコーヒーミルの特徴です。
もちろんハンドルをなくす心配もありません。
4.デザイン
ハンドルと蓋と粉受け部の3つの部位から形成されたとてもシンプルな構成になっています。
ダイソー「コーヒーミル」の品位を徹底レビュー
1.部品の仕上がり
金属を加工する際、切り口には必ずバリと呼ばれるトゲトゲしたものが発生します。特に手が触れたり握ったりする場所にバリが残っていると大変危険です。
こちらの商品は税抜き500円にも関わらず金属の切り口はとてもきれいに仕上がっており、バリは一切見当たりません。
2.コーヒーミルの心臓部の品位
内臼も外臼もどちらもセラミック製のしっかりとした刃が形成されています。
セラミックは硬度(かたさ)が高く、摩耗しにくい特徴をもっているので、コーヒー豆をしっかり挽くことができます。
また、金属と違って錆びることがないため、使い終わったあとに水洗いしても錆びることがないため、錆が混入してコーヒーの風味を邪魔することはありません。
ダイソー「コーヒーミル」を使ってみました
1.お好きなコーヒー豆をセットしましょう
今回は一人分約10gの豆を入れました。先ほどお伝えしたように、豆を入れるスペースがそれほど大きくないため一度に入れられる豆の量は約20g、2杯分の容量になります。
なおこちらに写っている豆は私が自家焙煎した豆になります。
自家焙煎の記事はこちらでご紹介していますのでもし興味があればご覧ください。
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2.ドーム型の蓋を閉めましょう
通常ねじを締める方向は時計回りですが、こちらの蓋を閉める方向は反時計回りになっています。
おそらく左手でボディ(蓋も)を支えたときに、蓋に力がかかる方向とLOCKの向きを合わせることで、豆を挽いている最中に蓋を開きづらくしているのではないでしょうか。
もちろん勝手な推測ですが。
3.粗さを設定しましょう
黒いダイヤルを回転させることで、極細挽き~細挽き~中細挽き~中挽き~粗挽きの5種類の粒度(豆の細かさ)が設定できます。
上の写真は真ん中の「中細挽き」に合わせています。
それぞれの粒度の特徴についてご紹介しておきます。
- 極細挽き・・・とても細かくパウダー状。渋みや苦みが出るため一般的にはドリップコーヒーには不向きと言われています。
- 細挽き・・・極細挽きと中細挽きの中間。濃いめの味が好きな方におすすめです。
- 中細挽き・・・ベーシックな粒度。ドリップコーヒーに向いた粒度となります。
- 中挽き・・・少し粗めになってくるため、時間をかけてじっくり抽出することが必要になります。
- 粗挽き・・・あまり見かけない粗さになります。さらにじっくり抽出するパーコレーターなどに向いています。
4.さっそく豆を挽いてみましょう
利き手でハンドルをぐるぐる回しましょう。
机の上にボディを置いてハンドルを回してもいいですが、膝のうえで回した方が楽かもしれません。
斜めに傾けた状態で挽いても豆や粉がこぼれることはありません。
蓋があることで、挽いてる最中に豆が外に飛び散らないところがいいです。
蓋が透明のプラスチックでできているため、豆の残り具合を確認しながら挽くことができます。
挽き終わるまでにハンドルをひたすら回す必要があるので、疲れたときはいろいろ体勢を変えて最後までがんばりましょう。
挽いてみた感想
- 豆がない状態で何度かハンドルを回しましたが、とってもなめらかな感触でした。
- 豆を入れたあとも、豆が引っかかることは一切なく、気持ちよく豆を挽くことができました。
- 豆が臼に落ち込まずにから回りすることは一度もありませんでした。
- 子供にお手伝いしてもらいましたが、豆が引っかからないため、子供でも最後まで自力で豆を挽くことができました。
- 一人分の粉が挽けるまでに結構時間がかかりました。
5.お好きな淹れ方でコーヒーを楽しみましょう
しっかり最後まで豆が挽けた後は、お好きな淹れ方でコーヒーを楽しみましょう。
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ダイソー「コーヒーミル」を検証してみました
1.コーヒーミルのギヤ比について
ハンドルを回したときに臼がどの程度回転しているか調べてみました。
こちらの写真はハンドルを1回転させるごとに臼の位置を記録したものです。ここで言えることは、ハンドルを3回転させると臼がだいたい1回転します。
もう少し正確にいうと、ハンドルを10回転させると臼が3回転します。専門的な言い方をすると、ギヤ比は「3.3:1」になります。
もちろん早く挽ければいいというものではありません。回転スピードを安定させることで粒度のばらつきがおさえられ、雑味のないコーヒーが仕上がるのです。
でも少し時間がかかるなという印象です。
2.粒度の調整について
5種類の粒度が調整できる中で、極細挽き、中細挽き、粗挽きの3種類について実際に挽いてみました。
一般的な粒度と比べてもそれほど大きくずれていない印象です。
挽き終わるスピードについてはもちろん粒度が粗くなるほど早く挽き終わります。
粒度調整ダイヤルを回すと内臼が上下することで、外臼と内臼のクリアランスが調整され、豆の細かさが変えられる仕組みになっています。
ダイソー「コーヒーミル」のお手入れについて
こちらは3回使用した後の状態です。極細挽きを行ったので細かい粉が付着しています。
外臼も内臼も錆に強いセラミックでできているため、使用後のお手入れはこのユニットをお水で丸洗いすることができます。
コーヒーは空気に触れると酸化が進むため、古い粉が混合しないようにできる限り取り除くことをおすすめします。
ダイソー「コーヒーミル」の気になるところ
いくら値段が安くても人それぞれ譲れないポイントはあると思います。私が使ってみてちょっと気になるところをいったん値段は置いてフラットな意見をお伝えいたします。
1.本体がちょっと太い
直径が7.5cmあるため、手が小さい女性の方やお子さんだと本体を掴むときに力が入りづらく、膝の上で本体を掴みながらハンドルを回すのは少し難しいかもしれません。
この場合は本体を机の上にしっかり置いた状態で挽くとよいと思います。
2.少し重い
これは仕方のないことですが、粉受け部がガラスでできているため全体的にやや重いと感じます。
しかしある程度重さがあることで、ハンドル操作を行ったときに本体が簡単にズレたり滑ったりすることを防いでくれているとも言えます。
3.挽きあがるスピードが遅い
先ほどギヤ比についてご紹介しましたが、ハンドルを何回回してもなかなか挽きあがりません。
一度に2杯分しか挽けないようにしているのはちょっと納得できる気がします。
ダイソー「コーヒーミル」のまとめ
いかがでしたでしょうか。
通常であれば最低でも2,000円以上するコーヒーミルが税抜き500円で購入できると聞いたら欲しくなりますよね。
自宅使用はもちろんのこと、アウトドアでも気軽に持ち運ぶことができる優れものです。
特にコーヒー好きな方はぜひ自分でコーヒー豆を挽いてゆっくり幸せなコーヒータイムをお過ごしください。