突然ですが問題です。
どちらが100均セリアのコーヒードリッパーでしょうか?
正解は「右側」でした!
ちなみに左側はセリアの20倍のお値段のユニフレーム「コーヒーバネット」でした。
見たことのない人やひょっとしたらベテランキャンパーの人ですらどちらも同じものに見えたかもしれません。効き酒より難しかったかもしれませんね。
コンパクトに収納できるコーヒードリッパーが欲しいという方にとって、ここまで見分けがつかないのであればわざわざお金を使わなくてもセリアのコーヒードリッパーで十分という方もいらっしゃると思います。
そんな方に向けて、セリア「コーヒードリッパー」を思う存分使ってみましたのでさっそくご紹介いたします。
セリア「コーヒードリッパー」のスペック
セリア「コーヒードリッパー」 | ユニフレーム「コーヒーバネット」 | |
材質 | ステンレススチール | 18-8ステンレス (SUS304WPB熱処理済) |
サイズ | (使用時)φ約12cm×6cm(実測値) (収納時)φ約12cm×3cm(実測値) | (使用時)φ約11cm×7cm (収納時)φ約11cm×2cm |
重量 | 47g(実測値) | 約46g |
付属品 | なし | 収納ケース、フィルター10枚 |
価格 | 100円 | 2,000円 |
わかりやすいように、ユニフレーム「コーヒーバネット」と比較してみました。
付属品のありなし以外はどちらも似たり寄ったりという印象です。
材質については表記の違いはありますが、おそらくセリア「コーヒードリッパー」もSUS304のばね材(WPB材)を使用しているものと思われます。
一般的なSUS材
SUS304(18-8ステンレス):磁石にくっつかない 、高価
SUS430:磁石にくっつく、安価
セリアのドリッパーに磁石を近づけたところわずかに磁石に引き寄せられました。
やっぱり安いSUS430を使っているのではと一瞬思いましたが、非常に弱い力で引き寄せられたことを考えると、スプリング状に加工する際に金属組織が変化したSUS304であると推測しました。間違っていたらすみません。
セリア「コーヒードリッパー」の特徴
- 使わないときは小さく畳めてコンパクトに収納できる
- スプリングタイプのため雑味のないおいしいコーヒーが淹れられる(※)
- たった100円でメーカー品と同等の商品が手に入る
(※)出典:UNIFLAME
セリア「コーヒードリッパー」を使ってコーヒーを淹れてみました
1.使用する状態に広げます
収納時は3か所あるU字形状をした土台の先端部分がワイヤーに乗り上げた状態になっています。
U字形状がワイヤーの下にくるようにスライドさせることで簡単に使用状態にすることができます。
2.コーヒーカップにセットします
土台となる三俣部分が大きく外側に張り出しているためコーヒーカップに乗せても非常に安定します。
少し大きいコッヘルを使用する場合はコッヘルとドリッパーの間に割りばしを通すことで使用することができます。
3.コーヒーフィルターをセットします
スプリングタイプのドリッパーには円錐型のフィルターを使用します。
円錐型のフィルターももちろんセリアで購入することができます。(40枚で100円)
円錐型のフィルターをドリッパーにセットして手を離すと、このようにフィルターが元の形に戻ろうとしますが気にすることはありません。
それより屋外で使用する場合はフィルターが風に飛ばされないように気を付けてください。
ドリッパーとフィルターを密着させ本来のお湯の通り道を確保する目的でフィルターを折る作業を行います。
今回はスプリングタイプのドリッパーを使用するため本来の目的とは異なりますが、円錐型ドリッパーに使えるフィルターの折り方をご紹介いたします。
円錐型フィルターの場合
このように紙のつなぎ目を折り返して使用します。
台形型フィルターの場合
円錐型フィルターが手に入らない場合、角が90度になるように折り込むことで台形型フィルターでも同じように使用することができます。
4.お好きなコーヒーの粉をセットします
このようにコーヒーの粉をセットするとフィルターは正しい位置に戻ります。
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5.ドリップします
特に細かい説明はいたしませんので、普段通りのドリップを楽しみましょう。
スプリングタイプの場合、ワイヤーとワイヤーの間があいているためそこからお湯が抜けるんじゃないかと心配する方もいると思います。
心配はいりません。上の写真のように、フィルターの側面から液体がぽたぽた落ちることはなく、しっかりと円錐の先に向かってコーヒーが抽出されていく様子がおわかりいただけると思います。
6.後片付け
コーヒーを淹れ終わった後ベース部分を指でつまんで持ち上げても安定感があります。
特にスプリングタイプだから倒れてしまうのではといった心配事は不要です。
このままゴミ箱にフィルターをポンと捨てすることができます。
セリア「コーヒードリッパー」の気になるところ
1.収納ケースがついていない
当然ですが収納ケースは付属していません。必要であれば同じく100均でちょうどいいケースや袋を探しましょう。
ちょうどいいものが見つかった時はぜひご紹介したいと思います。
2.本家のものより1cm低い
使用時の高さは本家7cmに対してセリア6cmのため1cm低いです。
こちらの写真はコーヒー2杯分を抽出した後の状態ですが、特に高さが低いからと言ってお湯や粉が外にあふれ出ることはありませんでした。
そもそも少人数用のドリッパーのため、2杯程度であればこの差を気にする必要はありません。
セリア「コーヒードリッパー」のまとめ
いかがでしたでしょうか。コンパクトに収納できるコーヒードリッパーを探し求めている方にとっては文句なしにおすすめしたい商品です。
素材や形状が単純な分、どれを選んでもあまり優劣の差がつきづらいものと思われます。
たった100円で購入できるジェネリックギア、セリアのコーヒードリッパーを手に入れてさっそくキャンプに出かけましょう♪
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