メスティンを使って炊飯をするとき、安くて手軽な固形燃料を使う人も多いと思います。
固形燃料に火をつけるための着火道具は何を使用していますか?
チャッカマン、ガストーチ、ライターなどの便利道具を使用するのもいいですが、非日常的なアウトドアだからこそあえて普段とは違う道具としてファイヤースターターを使用したいと思います。でもファイヤースターターは火花が飛び散るだけで本当に着火できるの?と疑問を持つ人もいると思います。
そこで今回はセリアで販売している「ファイアスターター」を使用して、固形燃料に着火できるか検証してみました。
結論としては、「セリアファイアスターターで十分着火できます!」
ファイヤースターターを使用したいもう一つの理由については、「ダイソーメスティンのようやくたどり着いたスタッキング術! 」をご覧ください。
※ファイアスターター、ファイアースターター、ファイヤースターター ・・・どれが正解かわからないので、商品名以外の説明はすべて「ファイヤースターター」とします。
セリア「ファイアスターター」のスペック
材質 | スチール/マグネシウム/ポリプロピレン/ポリエステル |
サイズ | (マグネシウム芯)φ4.5mm×4cm (スクレーパー)7×1.2cm |
商品番号 | MB-9542 |
セリア「ファイアスターター」はどこの売り場に売ってるの?
セリア「ファイアスターター」はアウトドアで使用する着火道具のため、アウトドア用品売り場にあります。
セリア「ファイアスターター」の見た目やサイズ感をレビュー
1.カラーバリエーション
オレンジ、黒、カーキの3種類が用意されています。
アウトドアに一番馴染むカーキ色がおすすめです。
2.サイズ感
このとおり非常にコンパクトです。
このサイズのおかげでダイソー「メスティン」にスタッキングすることができました。
3.マグネシウムの芯棒の太さ
マグネシウムの芯棒の太さはφ4.5mmとなります。
Amazonでよく見かけるものと比べて半分程度の太さになります。
この太さがどう影響するかは後ほどご説明いたします。
セリア「ファイアスターター」を使って固形燃料に着火してみました
1.ファイアスターターの持ち方
利き手と反対の手でマグネシウム芯棒の持ち手を掴みます。
利き手でスクレーパーを掴んでスクレーパーの先端に設けられた凸凹部分をマグネシウム芯棒に当接させます。
マグネシウム芯棒が比較的短いためしっかりと掴む必要があります。
2.マグネシウムの粉末を発生させる
スクレーパーの凹凸部分でマグネシウムの芯棒を押し付けながら強く擦ることでマグネシウムの粉末を発生させます。躊躇せずに擦ってください。
これを何度か繰り返し行います。
ここで初めてファイヤースターターを使用する人は、「あれ?全然火がつかないんだけど・・・??」と思うことでしょう。
3.火花が発生し着火成功
マグネシウムの粉末が出てきた後も引き続き擦ることで火花が発生します。
固形燃料の上に散らばったマグネシウムの粉末に火花が引火すると炎が一気に燃えあがります。
無事ファイヤースターターで固形燃料に火をつけることができました。
セリア「ファイアスターター」の寿命は?
ファイヤースターターの寿命は芯棒が削られてなくなる、または、芯棒が折れてしまうときになります。
一般的なファイヤースターターの場合、寿命は10,000回程度となっています。
セリアのファイアスターターは芯棒の太さが約半分、長さも約半分のため、単純に断面積と長さの比例で計算すると寿命は1,250回程度(参考)と推測されます。
一般的なファイヤースターターが1,000円程度することを考えるとセリアのファイアスターターは十分コスパが高いといえます。
勘合部分を観察したところ特に接着材で固定されているわけではなく、深さ4.0mmで嵌めあっているだけのようでした。みなさんもご注意ください。
セリア「ファイアスターター」の着火検証のまとめ
ダイソーメスティンに炊飯道具をスタッキングしたくてセリアのファイアスターターをチョイスしました。
100円で買えるファイヤースターターでもしっかりと固形燃料に着火させることができます。
耐久性については少々物足りなさを感じますが、少なくとも固形燃料を着火させる目的であれば必要最低限の機能が備わっているセリア「ファイアスターター」は購入する価値のある商品だと思います。
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