甲府盆地の夜景と富士山、さらにプラネタリウムのような満点の星空、これらすべての景色をゆったりとしたサイトで楽しめるキャンプ場があったら絶対行きたいですよね。
山梨県甲府市にあるキャンプ場「スリーストーン」はチェックインからチェックアウトまで飽きる暇がないほど移り変わる風景を贅沢に楽しめるキャンプ場になります。
今回の記事では絶景を楽しめる大人気のキャンプ場「スリーストーン」の魅力についてたっぷりご紹介いたします。
こんな素敵な景色は何度見ても飽きませんよね。
キャンプ場概要
■ 営業期間:通年
■ 利用時間
チェックイン:13:00~15:00
チェックアウト:11:00
■ 料金(2023.7時点)
平日 | 土日祝日、祝前日、大型連休 | |
サイト | 6,000円 (大人2名、車1台込み) | 9,000円 (大人2名、車1台込み) |
ティピ―A,B | 6,000円 (電源込み)+入場料(※)+駐車料金(※) | ← |
ティピ―C | 20,000円 (大人4名込み、車1台込み、電源込み) | ← |
電源 | 1,000円/日 |
*すべてのサイトで所定の人数を超えた場合、また、ティピーA,B利用の場合は以下の追加料金が発生します。
入場料 | 1.平日 中学生以上 1,000円/人 小学生 500円/人 幼児 無料 ペット 無料 2.土日祝日、祝前日、大型連休 中学生以上 1,500円 小学生 1,000円/人 幼児 無料 ペット 無料 |
駐車料金 | 1.平日 車 1,000円/台 バイク 500円/台 2.土日祝日、祝前日、大型連休 車 1,500円/台 バイク 1,000円/台 |
*料金シミュレーション
<土曜日に家族4人(大人2名、小学生2名)で車で利用した場合>
サイト料金:9,000円
入場料:1,000円×2
___________________
合計 :11,000円
※キャンセルは3日前までに
*アーリーチェックイン、レイトチェックアウトの設定なし
*支払いは現金のみ
*ティピ―はペット禁止
■ 電話:080-9566-2251(AM11:00~PM6:00)
■ 公式サイト:ThreeStone
■ 住所:山梨県甲府市横根町1182-338-2
スリーストーンの5つの魅力をご紹介
それではさっそくスリーストーンの魅力を5つご紹介いたします。
夜景と富士山と星空の全てを楽しめるキャンプ場
スリーストーンの最大の魅力は「絶景の景色」に限ります。
昼間は前方に広がる甲府盆地の眺望と富士山のコラボレーション、夜は眼下に広がる街の灯りと満点の星空を堪能することができます。
街中からキャンプ場までの標高差は約200mと比較的近いため、手を伸ばすと街の灯りに手が届きそうな夜景を視界全体に楽しむことができます。
スリーストーンは何かしないといけないキャンプ場ではなく、何もしないが楽しいキャンプ場ですね。
景色を楽しむために作られた広々したサイトレイアウト
オーナーさんにお聞きしたところ、こちらのキャンプ場はブドウ畑を再利用してキャンプ場にしたそうです。
段々状に連なったブドウ畑はキャンプ場と相性がよく、どのサイトからでも前方のサイトの影響を受けずに正面に景色が見えるサイトレイアウトになっています。
おしゃれな室内Barが併設
出典:スリーストーン
パオと呼ばれるモンゴルの移動式住居風のおしゃれな建物が場内に設置されています。金、土、日の夜になるとおしゃれなBarがオープンします。
席はカウンターとこ上がりの座敷があり、特にカウンターではまるでスクリーンに映し出された夜景を窓越しに見ながらおいしいお酒を飲むことができます。室内なので夏は涼しく冬はぬくぬくできるのでついついキャンプをしていることを忘れそうになります。
こちらのBarはキャンプ場利用者だけでなく一般の方も利用できるそうです。地元の人がうらやましい贅沢なスポットです。
源泉かけ流し温泉が利用できる
出典:LanTenTarp
2023年7月にスリーストーンからさらに上へ徒歩5分程度のぼったところに「未完の里」という露天風呂付のキャンプ場がオープンしました。
こちらの露天風呂は未完の里キャンプ場の宿泊者だけでなくスリーストーンの宿泊者も1,000円/回で利用することができます。
キャンプをしながら温泉も楽しめる素敵な環境が整っています。
ドッグランの設定
こちらのキャンプ場にはドッグランが併設されています。
敷地内には水場とペット用遊具があるのでスリーストーンはペットと一緒に楽しめるキャンプ場になっています。
アクセス
出典:googleマップ
渋谷からスリーストーンに向かう場合、距離は120km、時間は2~3時間程度となります。
中央道 一宮御坂インターで降りたあと車で20分
名古屋方面より
中央道 甲府昭和インターで降りたあと車で25分
サイト紹介
サイトを指定して予約する仕組みになっているため、各サイトの大きさやサイトから見た景色などを中心にご紹介します。
サイトマップ
上段サイト、平坦サイト、中段サイト、下段サイトの4つに分けることができます。
*説明しやすいように私が勝手に分類しています。
それぞれ趣向の異なるサイトになっているので何度も利用したくなります。
どのサイトもすべて甲府市街を正面に横並びにレイアウトされているのでどのサイトからでも素晴らしい景色を楽しむことができます。
*上段サイトは間に木があったり前方にティピ―サイトがあるため、場所によっては景色が妨げられる可能性があります。
各サイトの詳細
上段サイト、平坦サイト、下段サイトは地面が砂利やレンガが敷かれているため、雨の日でも汚れが少なく後片付けが楽ちんです。
■平坦サイト
Aサイト
最も東側に位置するサイトです。トイレや炊事場に近い便利なサイトになります。前方にパオがあるためパオ越しの景色を楽しむことができます。
Bサイト
Cサイト
Cサイトになるとパオの影響を受けずに景色を堪能することができます。サイトの目前に中段に降りる階段があるため、人通りを気にする方は他のサイトがおすすめです。
*Cサイトの画像は別の日に撮影したものです。画角が少々異なっています。
Dサイト
デッキサイト
ペグダウンができないため、テントやタープを固定する金具の貸し出しがあるそうです。
柵で囲まれていますが、大きな隙間があるので安全には十分注意する必要があります。
ティピ―A,B,C
全部で3か所ティピ―サイトが設置されています。ティピ―内にはテーブルやソファーの他、石油ストーブが設置されているため冬キャンプのデビューを考えている方はこちらを利用してみるのもいいと思います。
上段サイト
Wサイト
こちらのサイトは前方が大きく開けて開放感のあるサイトになります。
Xサイト
木々で覆われたサイトになります。ひっそり楽しみたい方向けのサイトではないでしょうか。
Y、Zサイト
中段サイト
前芝サイト
※現在は予約不可となっているようです。
パオより前方に位置するサイトのため、視界全域で景色を楽しむことができます。焚き火をする場所が決められているため、サイトレイアウトを工夫する必要がありそうです。
後芝サイト
※現在は予約不可となっているようです。
前芝サイトの後ろ側に設置された芝生サイトになります。こちらのサイトは単独で使用するサイトというより、前芝サイトと後芝サイトを両方予約してグループキャンプを楽しむのに適したサイトという印象です。
下段サイト
O,Qサイト
利用者がいらっしゃったので写真はありません。
下段奥に位置するサイトになっています。地面には砕かれたレンガが敷き詰められているため砂利サイトと比べてムーディーな雰囲気を感じます。
スリーストーンの中では最も低い場所に位置するサイトになっているため、街の灯りをより身近に感じることができます。
R,Sサイト
利用者がいらっしゃったので写真はありません。
基本的な仕様はO、Qサイトと同じです。
Uサイト
下段サイトの中でも独立したサイトになります。
Hサイト
こちらも独立したサイトになります。こちらは砂利サイトになります。下段サイトに設置されたトイレや炊事場に最も近いサイトになります。
Hサイトの隣にはちょっと気分を変えるのに気持ちのいいテラス席が設置されています。下段サイトを使用しなければなかなか気づかない設備です。
設備紹介
スリーストーンの設備をご紹介します。
受付
パオと呼ばれるモンゴルの移動式住居風のおしゃれな建物が受付になっています。
こちらで薪を購入することができます。
薪の販売(時価)は15:00~17:00の間なのでご注意ください。
トイレ
平坦サイトと下段サイトにそれぞれ設置されています。
平坦サイトには新たに設置された女性専用トイレ2ヵ所と男性用立ちトイレ1か所、男女共有トイレ2ヵ所あります。
下段サイトには女性用トイレ1か所、男女共有トイレが1か所あります。洋式トイレはすべて温水洗浄付き便座になります。
炊事場
平坦サイトと下段サイトにそれぞれ設置されています。
平坦サイト、下段サイト共に炊事場が2ヵ所ずつありどちらもお湯が使えます。食器洗い洗剤が常備されています。
下段サイトには冷蔵庫が設置されていますので、夏場は非常に助かりますね。
遊具
かつてブランコがあった形跡がありますが、現在は遊具というものはありません。お子様を連れていく場合は少し多めに遊び道具を持って行った方がいいですね。
薪割り
キンドリングクラッカー(キンクラ)がパオの入口に設置されています。お子様に薪割りを体験させたい方は薪割りの中でも安全性が高いキンクラを利用してみましょう。
入浴施設
出典:LanTenTarp
敷地内にシャワー施設などはありませんが、先ほどお伝えした通り徒歩5分程度にある「未完の里」の温泉施設を利用することができます。
こちらの温泉施設は、未完の里キャンプ場とスリーストーンキャンプ場の利用者のみに限られているためゆったり温泉を独り占めすることができます。
温泉を利用する場合はスリーストーンの管理人さんに一声かけると未完の里に連絡してくれます。
2023年7月14日山梨県甲府市にとっても気になるキャンプ場がオープンしました。こちらのキャンプ場の魅力は、「甲府盆地の夜景と富士山が一望できる」「源泉かけ流し温泉が入り放題な露天風呂付」のキャンプ場になります。大人が楽しめる環境が[…]
ゴミ処理
灰捨て場はありますが、生ゴミ含めてゴミはすべて持ち帰りとなります。
環境面
気温
出典:LanTenTarp
山梨県甲府市の年間平均気温をグラフで表示してみました。
毎年夏になると最高気温の話題で世間を賑わす甲府市、キャンプ場は甲府市街から少し標高が高いところにありますが、南斜面に位置していることもあり7月8月はある程度暑さを覚悟する必要があります。
ただし、急な気温の変化が起きることもあるので、キャンプに行く際は気温の変化に順応しやすいように薄手の衣類を常に用意しておきましょう。
気を付けたいポイント
予約必死のキャンプ場
2016年にオープンした比較的新しいキャンプ場のため、数年前までは週末でも予約できる状態でしたが、徐々に魅力が広く伝わり今では週末の予約を取るのがかなり難しくなっています。
インスタグラムで空き状況を検索したのち電話予約をする方式をとっているため、予定が決まったらすぐに行動することをおすすめします。
お子様から絶対に目を離さない
こちらのキャンプ場は、平坦サイトから中段サイトに降りる通路に手すりがなかったりデッキサイトの柵の高さが高いなど、お子様を連れていく際はお子様から絶対に目を離さないよう注意しましょう。
近隣情報
温泉施設
チェックアウトした後も温泉を楽しみたい人のために2軒紹介します。
源泉湯 燈屋
出典:燈屋
キャンプ場から車で15分程度のところにある「源泉湯 燈屋」。営業時間は10:00~23:00、大人1,200円、子供600円になります。
国母温泉
出典:山梨の銭湯
キャンプ場から車で20分程度のところにある「国母温泉」。営業時間は10:00~22:00。
レトロな雰囲気の温泉ですが、入浴料は大人430円と激安価格。お湯は内湯が3つ、露天風呂も1つあり、さっとひとっぷろ浴びて帰りたい人にとっては十分すぎるほどの温泉施設です。
スーパー
*こちらは他店舗の画像になります。
私は地方のキャンプ場に行くときの楽しみの一つとして地産地消を心がけています。
山梨県に本社がある「いちやまマート」はその土地の食材が手に入る楽しいスーパーです。
特におすすめは「馬刺し」と「和豚もち豚」。一宮御坂ICから車で5分程度のところにあるので、ぜひ立ち寄ってみてください。
100円ショップ
イッツモアショッピングモールの中にセリアが併設されています。いちやまマートと一緒に立ち寄ることができます。
ラーメン屋と蕎麦屋
チェックインする前やチェックアウトした後のお昼ご飯をどこで食べたらいいか迷いますよね。
地元の方にとってもおいしいラーメン屋と蕎麦屋を紹介していただいたので2軒紹介します。
初志貫徹
クリーミーな見た目から札幌の名店「すみれ」の味を想像しましたが、濃厚ながらもオイリーさがなく味噌の甘みを感じつつも味噌の奥から様々な風味が次々と追いかけてくる奥深さを感じるスープでした。さすが甲府の人気ラーメン店です。
なんとこのお店、金曜日になると「中華そばさい藤」というお店に変わります。
メニューは中華そば(上の画像)と煮干しそばの二種類のみ。シンプルな見た目に反してとても深みのある味。スープに負けず麺とチャーシューもとんでもないおいしさでした。
お昼時は5~10人くらい並んでいました。
今回のキャンプは金曜~土曜のキャンプだったので、二日ともこちらのラーメン屋にお世話になり大正解でした。
川田奥藤 第二分店
出典:川田奥藤
鳥もつが食べられる蕎麦屋。お蕎麦がおいしいのは言うまでもありませんが、このお店の「甲府鳥もつ煮」は甘くて香ばしい味がたまらなくおいしいです。人気店のため前回訪れたときは30分くらい待ちました。
まとめ
今回の記事ではチェックインからチェックアウトまで飽きる暇がないほど移り変わる風景を贅沢に楽しめるキャンプ場「スリーストーン」の魅力をたっぷり紹介しました。
週末はなかなか予約が取りづらいと思いますが、ぜひ一度この絶景を生で体感してみてください。